おいしい梨を作る作業日誌

 12月〜 剪定・整枝作業をします。これは、なしの木の休眠期に枝を切ることで、日当りを良くしたり、木の成長を調整する為に行われます。
12月後半頃  はさみやのこぎりを使って一枝一枝剪定していきます。  整枝作業では、環境を考え麻紐で枝をしばっています。
 剪定・整枝は手作業なので、家族で力を合わせて作業します。  写真左半分は作業が終了しています。  右半分と比べると、上に伸び放題だった枝がきれいに剪定されています。
 切った枝は破砕機にかけ、何年か寝かせて肥料として再利用します。
 
 剪定枝は、肥料として再利用するほかにも、環境に配慮した取り組みも始まっています。
 上の写真のブロックは、鎌ヶ谷の梨剪定枝で作った木質系プラスチックです。まだ、試作品段階ですが、使用後に土に返るプラスチックとして期待されています。
4月〜 交配をします。沢山の実をつけるように蜂や人の手で交配させます
 なしの花が咲きました。  咲いている花を少しずつ集めていきます。  集めた花から花粉を取り出し木に残した花にかけて受粉させます。
5月〜 摘果作業をします。
実を大きくする為に必要な作業です。
  沢山の実がなりました。このままでは
大きくならないので摘果をします。
摘果作業後。良い実を選んで残します。 摘果の作業は、目で見て手作業で行います。
7月〜 実を柔らかくしたり、肌をきれいにする為にかおりや新高には袋かけをします
 赤や黄色の袋が沢山ぶら下がっているとお祭りみたいできれいですよ♪  袋かけも手作業です。
ひとつひとつ丁寧に包みます。
7月の下旬頃の幸水です。 おまけ・・・セミのぬけがら。
8月〜 熟れた梨から順にもいで、選果機にかけて
箱に詰めていきます。
 幸水の実がおいしく実りました♪  木で十分に熟れたものを手でもいでいきます。食べごろを見極めるのは、長年の経験がものをいいます。  もいだ梨は選果機にかけて大きさを分けます。

同じ大きさごとに箱に詰めて発送します。


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